本単元による学習を通じて、新島のよさを再/彩発見し、児童自身が抱く新島の将来像への思いや願いに関わることができるようにしていきたいと考えています。そこで、本単元では、探究課題を「新島の発展に向けて努力する人々と活性化の工夫」と設定し、新島に住む人々、働く人々、支える人々に目を向けさせ、新島の困りごとや心配ごとを実現していこうとする活動を行うことで、地域共生が自分事になっていくと考えました。さらに、子供たちが主体的に取り組める体験活動を重視して、実際に見たり聞いたりする場面を多くしていき、体験からよさを実感し、学習意欲を膨らませていきたいと考えています。

　先日の第１回研究授業では、これまでフィールドワークでお世話になった西胤輝之進さん、斉木佑介さん、石川茜さんをお招きして各係での企画案の練り上げを行いました。次回は、青沼宏樹さん、富田裕也さん、そして、新島オイギーから小澤里江さん、宮川由美さんにお越しいただく予定です。対象の設定、制作の手順、各係との連携の大切さに気付きながら話合いを進めることができました。島の人や新島に来られる方々のために新島をよりよくしようと、一人一人が自分の思いを語る姿に心を打たれました。

　次回は今回の学びを生かして、より企画案を具体化していきます。そして、実践に向けて、探究活動を充実していきます。
約１年間、地域と関わることで、持続的に地域をよりよくしていく方法を考え、今後も社会に貢献していくことができる児童を育てていきたいと思っています。